第71回 春の院展

 

 

71回 春の院展

 

 

                                撮影 浦 典子

 

常に日本画壇をリードし続ける日本美術院の巨匠から新鋭作家まで意欲溢れる新作の数々を展示する春の院展がそごう神戸店で96()から始まった。

 

髙島屋京都店での展覧会については以下で記しているので参照されたし。

 

http://art-news-jp.jimdo.com/2016/06/01/70-春の院展/

 

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02

 

 

 

その記事の巡回予定の項で、97()から神戸展が開催されると記したのだが、実際は96()から始まっている。

 

筆者は日本美術院からの発表に基づいて記したのだが、お許しいただきたい。

 

日本美術院は、明治31(1898)に岡倉天心らによって創設された。一時は中断したが、大正3(1914)横山大観らによって再興。

 

以来、脈々と続いた在野精神を受け継ぎ、近代日本画の発展に輝かしい足跡を残して来た。

 

同人作家の作品33点をはじめ、招待作家、受賞作品、関西在住作家の入選作を合わせた約140余点を一堂に展示。

 

髙島屋京都店で鑑賞なさったかたもこの展覧会では、入口付近に神戸出身の画家を展示するなどレイアウトも違うので、また違った印象で展覧会を楽しめる。

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なお、「春の院展」の文字は、日本美術院 初代理事長・安田靫彦(やすだ ゆきひこ)によるものという。

 

安田靫彦については以下で記しているので参照されたし。

 

「遊亀と靫彦 ─師からのたまもの・受け継がれた美─」

 

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22-1

 

 

 

また、展覧会出口付近では、院展にゆかりの横山大観、安田靫彦、小倉遊亀、片岡球子、平山郁夫などの作品が並ぶ。こちらは、購入も可。

 

これらの鑑賞もお忘れなく。

 

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◎日本美術院同人(敬称略 推挙順)

 

郷倉 和子、松尾 敏男、後藤 純男、下田 義寛、小山 硬、鎌倉 秀雄、福井 爽人、伊藤 髟耳、田渕 俊夫、那波多目 功一、手塚 雄二、福王寺 一彦、梅原 幸雄、清水 達三、宮廻 正明、菊川 三織子、西田 俊英、松村 公嗣、大矢 紀、高橋 天山、川瀬 麿士、吉村 誠司、村上 裕二、大野 百樹、今井 珠泉、倉島 重友、清水 由朗、齋藤 満栄、小田野 尚之、宮北 千織、大野 逸男、北田 克己、村岡 貴美男、井手 康人

 

 ※松尾 敏男氏は201684日にご逝去。(不出品)

 

 ※郷倉 和子氏は2016412日にご逝去。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 主催/公益財団法人日本美術院、神戸新聞社

 

 後援/兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会

 

201696()11()

 

 ■本館9階=催会場

 

 ■入場時間/午前10時〜午後730

 

 ※各日午後8時閉場

 

 ※最終日は入場午後530分まで。(午後6時閉場)

 

 ■入場料(税込)/一般600円、大学生400円 [高校生以下無料]

 

 ※ミレニアム/クラブ・オンカード会員さまは、200円割引。

 

 ※障がい者手帳各種ご提示で、ご本人さまとご同伴1名さままで無料。

 

☆ウェブサイト

 

     https://www.sogo-seibu.jp/kobe

 

☆日本美術院ウェブサイト

 

http://nihonbijutsuin.or.jp

 

 

 

☆ギャラリートーク

 

910() 午後2時から 山田 伸

 

911() 午後2時から 守 みどり (各回約60)

 

 

 

☆読者プレゼント 

 

   510様にご招待券 プレゼント

 

   あて先 :  loewy@jg8.so-net.ne.jp

 

   件名:展覧会名と会場名

 

   本文:ご住所、お名前

 

   をお書きの上どしどしご応募下さい。

 

       締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の翌日の午前零時

 

   発送をもって当選と代えさせていただきます。

 

 

 

※人物名の表記は、敬称略。

 

※画像および記事の無断転載禁止

 

 

 

☆巡回予定

 

新潟展

 

921()926()/新潟三越

 

栃木展

 

101()116()/さくら市ミュージアム