木下大サーカス大阪公演
KINOSHITA CIRCUS
木下大サーカスの公演が大阪特設会場にて好評開催中である。
木下大サーカスは、1902年初代木下唯助が木下サーカスを創立して以来1世紀を優に越えた歴史ある大サーカス団であり、今年で119周年を誇る。
文句なく日本のサーカスの第一人者だ。
木下大サーカスの「大」って何だろうと、筆者は幼いころから疑問に思って来た。
ヨーロッパをはじめ海外でさまざまなサーカスを拝見して来たからこそ、自信を持って言える。
規模といい、クオリティといい、世界三大サーカスに数えられる、まさに文字どおり「大」なのだ。
世界ナンバーワンスケールのサーカスを119年間も日本の子供たちは体験できている。当たり前のように。
さらに、サーカスは単なる娯楽というだけではない。
多くの画家や芸術家がその題材にサーカスを選んで来たことからもそれはわかる。
アーティストがサーカスの芸術性をたたえ、自身のテーマにに選んでいるのだ。
時を超えて今もなお、人々の心を捉えるサーカス。
偉大な芸術として、団員の水面下のたゆまぬ努力に敬意を払いたい。
新型コロナウイルス問題に伴う公演自粛で一昨年（2019年）１２月開幕の福岡公演は、会期末の３月８日を待たず２月２８日に打ち切り。
次の金沢公演（３月２２日～５月３１日）は、開催できたのは途中の３日間だけ。
続く新潟公演（６月２０日～８月３１日）は全面中止。
営業収入が断たれ木下大サーカスは、苦境に立った。
幸い、クラウドファンディングで３０００万円がすぐに集まった。多くの人々の関心と愛情の表れだ。
これらは、動物たちの食事代、健康管理費、さらに機材・設備のメンテナンス費などに当てられる。
さらに新型コロナウイルス問題の最前線にいる、医療従事者の支援として寄付されるという。
3年前の大阪公演の際、JR大阪駅北側の公園整備のための「うめきたみどり募金」に木下サーカスは1000万円を寄付。
大阪市より紺綬褒章を授与された。
「社会福祉施設を利用の皆様に、木下サーカスを見て楽しんでいただきたい」との趣旨により 木下大サーカス大阪公演 福祉招待券5,000枚の寄附の申し出たことにより、2021年4月大阪市長感謝状が贈呈された。
このように木下サーカスは、大阪に貢献してくれているのだ。
大阪府の緊急事態宣言の発令を受け、現在開催中の木下大サーカス大阪公演は、引き続き平日・土日祝日ともに開催しており、今後も開催予定だ。
筆者が幼いころ、夏の思い出の絵を描く宿題で何人ものクラスメイトが木下大サーカスを描いていた。
何代にもわたって語り継がれるサーカスの思い出を子供たちに味わっていただきたい。
会期終了まであとわずか。
お見逃しなく！！！
会期 2021 6/21～ 2021年 9/5
公式ホームページ http://www.kinoshita-circus.co.jp
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豊川公演 公演期間：2021 9/19～ 2021年 12/5）